Carolのブログ

Carolの日々の学びアウトプットブログです。

ひよっこQAエンジニアが会計ソフトfreeeのオフラインイベントに参加してみた

先日6月1日、会計ソフトfreeeさんのオフィスに訪問して、QAエンジニアと交流し、経験豊富な方々に仕事のアドバイスを直接頂く、という貴重な経験をしました。

参加したイベントはこちらです。👇 

freee-tech-night.connpass.com

 

思っていた以上の学びを得ることができ、オンラインが主流になりつつある風潮の中で、是非オフラインイベントの価値を皆に知って欲しく、記事にまとめてみました。

 

 自分自身、そもそも他のIT企業のオフィスに足を踏み入れたことがなく、「他のエンジニアってどんな環境で働いているんだろう?」といった興味がありました。また、コロナ禍で多くのイベントがオンラインになり、現在働いているiCAREでも、ここしばらくはmeetupイベントもオンラインとなっていました。基本的にイベントはオンラインでしか参加したことがなかったので、「オンラインとオフラインってどう違うんだろう?」という興味もあり、他社オフラインイベントに参加してみました。

「オフライン」イベントは学びの宝庫だった

 率直な感想としては「想像以上の学びと楽しさがあった」です。当然、登壇で聞ける内容はオンラインでもオフラインでも同様なので、オンラインでのイベントに慣れてきた今、「学べることは同じなのだから、オンラインでも十分なのではないか?むしろ足を運ぶ手間も省けるから、わざわざオフラインで参加しなくてもいいのではないか?🤔」とすら思っていました。

しかし実際行ってみて、その予想を遥かに裏切られ、登壇内容の学びを超えたたくさんの学びがあったので、是非今後はできる限りオフラインで参加したい!という気持ちに変わりました。

 

 具体的に何が良かったのか?🧐

1. 働く人や環境の違いを体感することで、自分を客観視できる

やっぱり会社の規模・オフィスの中・働いている人・イベントや仕事で使われる環境などの違いを生で見ることができるのは刺激になります。

具体的には

  • 自分よりも年齢が若く、多くの知識や技術を身につけて活躍している人がいる
  • 従業員にとって働きやすく生産性を上げるためのオフィス環境が整っている
  • 登壇内容を配信し、イベントを運営するためのスタッフの動きや使用する機材

などといった見ることができ、会社が違うだけでこんなにも雰囲気が違うんだなぁ、と改めて感じました。

他社を訪問したことがなかった身としては、「同じ仕事をしていて、世の中にはこんなに凄い人たちがいるんだな....」と改めてピリッと姿勢が正される思いでした。特に、私のようなIT業界に入ってまだ経験が浅い人にとっては、自分の知っている世界、普段身を置いている世界がほんのごく一部分でしか過ぎないことを実感できるでしょう。

 体感した新しい環境と、自分が身をおく会社の環境と比較してみることで、自分またはチームで「今できていること」「できていないこと」を整理したり新たに発見する機会となります!

もし会社のメンバーと一緒に参加して、「他社のこんなところを参考にうちでも取り入れたいよね」といった話ができたら、イベントでの学びをチームの成長に活かすことができると思います!


2.イベント内容が記憶に残りやすい

意外とオンラインよりもいいなと思った点です。配信現場という緊張感が記憶力と集中力を高め、画面越しに登壇者の顔やスライドを眺めて聞いているより、圧倒的に話の内容が頭に入って来たため、登壇者が語った要点も、よく覚えているし理解できたかな、と感じました。

登壇者の方が話したエッセンスが強く記憶に残ったため、翌日から早速、それらを自社のプロジェクトのテスト実施に活かすことができ、これまで以上に納得感や自信を持ちながらテストをすることができました。

 

3.登壇者と直接話して、交流できる

オンラインでも、イベント後の懇親会や質問タイムを設けるケースが多いと思いますが、オフラインだと直接話せるので、やっぱり純粋に楽しいです😊✨。

私は基本初対面の人と話すことに抵抗感をあまり感じないタイプなので、特にそう感じました。また、オンラインイベントだと複数人と同時に繋がるので、この人に!」聞いてみたい、という質問はしづらい場合があります。そんな時オフラインだと、1対1で話を聞くことができ、心理的なハードルが下がったりします。

(どういう状況が話しやすいかは、人それぞれなので、向き不向きは分かれるかも知れませんが)

しかし、対面で登壇するような方と話せる機会は、駆け出しエンジニアにとっては大変貴重です。エンジニアの経験年数が短く、あまり自信がない人こそ、直接話してみることで、突っ込んだあんなことやこんなことまで、お話を聞けるチャンス

実際に私は、3名の登壇者の方の中で、最も経験年数が若い方にお話を聞いてみて、QAエンジニアとしての駆け出しの頃のキャッチアップは何を意識したか?といったお話を伺ってみたところ、快く色々教えてくださいました✨

社外の同じ職種に就いている方と対面で話すことで、自分が目標としたい方を新たに見つけることができますし、キャリアの先輩方に顔を覚えてもらうチャンスでもあります。リファラル採用が増えてきているエンジニア業界、またそもそもエンジニア業界でも少数派のQAエンジニア界隈では、自分の会社を知ってもらったり顔を知ってもらうことは、もしかしたら、今後の役に立つのでは....?と密かに思っていたりします。。

 

4.予想外のチャンスが降ってくる

上記の直接話せるということにも関連しますが、直接登壇者の方と話していると、次第に他の方々が自然と集まって来てくれて、思いがけない方と話すチャンスが降ってきたところが、個人的に更に楽しいと思った点です。オンラインでも話すこともできなくはないですが、普段関われない(というかペーペーが同じ空気を吸うのも畏れ多い...😵)ような大ベテランの方に、普段教えてもらえないことを教わるチャンスがありました。

「ゆもつよメソッド」というテスト手法でQA界隈で有名な湯本さんに直接お話を伺うこともできました。この方は、ソフトウェアテスト関連の本を多数執筆していらっしゃいますし、講演会も開いています。

今回のfreeeのイベントでは、オフラインでの訪問者が少なかったため、質問時間を最大限に使わせて頂き、チームとして小さい故の自社の悩みや現状を具体的に相談させて頂きました🙏

その結果、テストケースを作る時に意識すると良いことや、より良いQAエンジニアになる、より良いテストができるようになるための改善点を客観的にアドバイスいただくことができました。

一つの質問をきっかけに、色々な興味が広がり、次第に自分の中でも、もっと突っ込んだ話を聞いてみたい、という流れになることもあり、想定していた以上の知識の収穫を得ることができました❗️これはオフラインの生の勢いがあってこそできたことかな、と感じています。

freeeの登壇者の方々及びイベント運営の方々、ありがとうございました。

とても気さくにお話をしていただき、是非学んだことを自社に持ち帰って生かしたい!というモチベーションにもなりました。

 

知識の学びだけでなく、気持ち的な変化もあった

自身の所属する会社はQAエンジニアが私を含めて2人と少ないため、「今の取り組みや進め方でいいのかな、自分の普段の仕事はこれでいいのかな....」、という漠然とした不安がありました。会社専属のQAのアドバイザーのような方がおらず、正しい目標にしたら良いものがわからず、手探りな場面が多くあったため、個人的に心理的な迷いを感じながら業務を進めることも正直ありました。

しかし、他社の同じ職種の方の話や経験を聞くことで、自分の仕事に心理的に納得感を持つことができ、「この場合はこれでよかったののか」「こう感じるのは自分だけではなかった」と自信を持つことにつながりました。また「先輩が言っていたことはこういうことだったのか」と理解が深まり、よりチームの一員としての目指す方向性がまとまる流れに向かっているように感じます。

他にも、QAエンジニアのキャリアはイメージしにくい点はあったが、多様なスキルを磨いて仕事で活躍している人をみることで、よりQAエンジニアの専門性に興味やモチベーションを高めることができ、将来のキャリアへのワクワク感やQAエンジニアという職種の価値も感じることができました。... 🔥

登壇で学んだQAのエッセンスあれこれ

  • 1PJに対して100ケースくらいを目指すのが量的には程よいので、テストケースを書くときはその量を意識してみる
  • PJの始まる初期段階で、あらゆるポジションの人で集まり「リスクの洗い出し会」を開き、注意すべきバグをあらゆる角度から把握する。それによって、テストするべきことを網羅しやすくなる
  • PJのリリースが終わったら振り返り会をおこなって、なぜバグが生じたのか?という知見を蓄積することで、その後の未知のバグに備えることができる
  • 人の失敗学を学ぶことでバグが生じやすい箇所を感じ取る勘や嗅覚を磨き、テストに活かすことができるようになる
  • QAのテストをする時は、好奇心を持って「こうしたらどうなるんだろう?」と悪さをしに行くように、いちユーザーとして楽しんで実施することもコツ
  • テストケースを消化することだけでなく、上記のようなテストを人の手で行うためにも、余裕を持てるテスト計画にすること

雑な箇条書きになりましたが、以上の点を参考に、自社のQAチームのレベルアップに繋げることができたらと思います❗️

 

また、個人的に駆け出しQAエンジニアのレベルアップとしては

  • QAの技法を学ぶ
  • テストの際に「何を確認したいのか」明確な目的を持ってテストする
  • 自社のソースコードを理解できるようにする
  • テストコードを書けるようにする

この辺りがまずは目指すとよい目標かな、という学びです🌟

 

最後に:オフラインイベントには是非参加してみよう〜!!

個人的には想像の何倍も学びが多くて楽しかったので、ぜひこれからもいろんなオフラインイベントに積極的に参加してみたいです。THE 学会、みたいな堅苦しさはない事がほとんどだと思いますし、より広い世界を体感できるのではないかと思います!

会社の雰囲気も圧倒的に伝わりやすいです。この会社の雰囲気はなんか好きだなあとか、こういう人と一緒に働きたいなあ、とか自分の気持ちに気づくこともできます。技術やスキルだけでなく自分のキャリアの価値観を知るチャンスでもあります。それらを通して、新しい目標の発見のきっかけにもなります。

オンライン・オフラインの良さはそれぞれありますが、

駆け出しエンジニアで他の会社のエンジニアの世界をあまり知らない方、QAエンジニアのような、会社でチームメンバーも少なくて業務に関してアドバイスや情報を手に入れる機会が少ない方、そのような方々は特に、オフラインイベントを活用してみることをお勧めします😊❗️

もちろん、QAエンジニアに限らず、フロントエンドやサーバーサイドなど、あらゆるポジションの方にもお勧めしますよ!

 

 

自身の所属している株式会社iCAREは、「働く人の健康を創る」を目標に掲げ、現在およそ140人くらいの組織として頑張っています!

私はまだまだ一人前ではありませんが、勉強熱心な仲間と共に日々成長させてもらっています。

よかったらこの記事を読んでくださった方、ぜひオフラインイベントでお会いしましょう✨! iCAREでも2ヶ月に1回、DevチームのMeetupを配信しております。ぜひ、以前のようにオフライン開催も再開できるようにしていきたいと思っています。

 

一緒に働いてくださる方も募集中です❗️